子宮内膜症へのホルモン療法

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子宮内膜症へのホルモン療法について

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子宮内膜症には、症状の段階に合わせた治療方法があります。まず、ホルモン療法を紹介します。
ホルモン療法は薬物による治療の一つで子宮内膜症の症状を軽減させるというわけですが、近年その必要性が再認識されているようです。

 

ここでは、子宮内膜症へのホルモン療法について説明しています。

 

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ホルモンって?

ホルモンとは内分泌臓器の細胞から分泌され、血流により他部位に移送され、全身の臓器に対し、そのホルモンのレセプターを有する細胞を標的として作用します。
その結果として、生体のエネルギー代謝、水・電解質代謝の協調のとれたホメオスタシスが生み出されます。

 

 

子宮内膜症へのホルモン療法

子宮内膜症は毎回月経痛が起きて症状が進行していく病気ですので、月経が起きないようにすれば子宮内膜症の症状進行は止まるか、もしくは改善します。

 

月経に深く結びついているホルモンは、4種類あります。
この4種類のホルモンは手を取り合って、お互いの働きを調節しています。

 

その中には、【エストロゲン】と【プロゲステロン】という女性ホルモンがあり、これらは卵巣から分泌されています。

 

エストロゲンが分泌されると月経が始まるわけですね。
子宮内膜症は、月経血が体外に排出されずに体内組織に癒着して起こる病気でしたね。

 

ですので、薬でホルモンの分泌を一定期間止めて、『月経に待った!』をかけるのです。
つまり、ホルモン剤を使用して、閉経に近い状態を人為的に作り出し、病巣を小さくして症状を緩和するわけですね。

 

この方法のことを、偽閉経療法といいます。

 

 

ホルモン療法の目的は?

ホルモン療法を取り入れる目的は、次の通り。

 

手術前に病巣をまず小さくする。
手術後の治療効果を高める。
子宮内膜症の症状の緩和
妊娠・出産を終えるまでの子宮温存。

 

病巣がまだ小さい場合、ホルモン療法によって子宮内膜症を治療することができますが、病巣が大きいと完全に消えません。
ですから、ホルモン療法を終えた後でも再発する可能性があります。

 

 

ホルモン療法はどのように?

ところで、薬でホルモン分泌を抑えるってどういう風に行ってるの?
皆さんはきっと疑問に思っていることでしょう。

 

子宮内膜症の病変の大きさでも、治療法は少し変わるようです。
病変の大きさが5センチ以下の場合は、ホルモン量と副作用が少ない低用量ピルが服用されています。
病変が大きくなり、5センチ以上10センチくらいまでの大きさの場合は、ホルモン治療の効果があると言われています。

 

子宮内膜症の病変の大きさによって、治療法が変わるわけですね。

 

ホルモン療法では、【皮下注射】か【点鼻薬】を使います。
皮下注射での治療は、月経の1〜5日目から4週間に1回ずつ注射をしていきます。

 

点鼻薬での治療は、月経の1〜2日目から1日3回、左右の鼻に1回ずつスプレーをします。
ただ薬の種類によっては、片側の鼻のみのスプレーもあるようです。

 

ホルモン療法はエストロゲンの分泌を抑えている、つまり強制的に月経を止めてしまいますから更年期障害に似た症状が出てくることがあります。

 

症状は、のぼせ、寒気、イライラ、頭痛、不眠などといったものです。
でも辛い症状が出た時は、エストロゲンを補充することもできますので、無理をせずに医師と話をして治療をしていきましょう。

 

したがって、ホルモン療法を用いて、強制的に月経を止めることによって子宮内膜症は治癒します。

 

ホルモン治療の期間は、薬で無理に自然に起こる月経を止めているため、体調不良も出てくることもあることから原則として6ヶ月までと決められています。

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